ヒトにおける巧みかつ優美な身体動作は、視覚・聴覚・触覚などの感覚器から得られる感覚情報を、経験や学習から得られたフィルタを介して知覚、修正、利用して実現されています。熟練者では、外部環境の変化に対しても柔軟に動作を変化・対応させることができますが、感覚器から得られる感覚情報（量および質）が変化することによる身体動作への影響は明らかにされていません。現在着手している研究では、運動中に視覚、聴覚、触覚などの各種感覚情報を変化させる干渉刺激を与え、その「外乱」によって身体パフォーマンスがどのような影響を受けるかを明らかにしようとしています。本研究を通して、精巧な運動制御に関わる感覚情報の役割や、感覚干渉による外乱の影響を体系的に検証し、巧みな身体運動を実現するメカニズムを追究しています。

Sensorimotor feedback plays an important role in highly skilled performance. Multisensory integration (vision, audition and touch) contributes to the accuracy and stability control of rhythmic and/or rapid limb movements. Our research interests are focuse on the investigate the influences of sensory and cognitive disturbances stimuli on sports performances(e.g., bouncing and hitting a ball).
     Throughout our investigations, we will provide further knowledge and understanding of the human motor control systems and sports/exercise science.