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革新的バイオセンシング技術の開発 （工学研究院　早出 広司　教授）

酵素を中心としたバイオセンシング技術に関する研究を行っています。特にブドウ糖、つまりグルコースを認識する酵素であるグルコース脱水素酵素に注目してきました。これまでの研究で、電極と直接コミュニケーションできる直接電子移動という能力を有する特殊な酵素を開発することに成功しました。この技術をもとに、直接電子移動型の原理に基づく埋め込み型の連続血糖計測システムを世界ではじめて開発することに成功しました。このシステムはセンサーを糖尿病の患者さんの皮下に埋め込むことで24時間、血液中のグルコース濃度が観察できる画期的なバイオセンシングシステムです。今後はこのような技術を中心に、生活習慣病に関連する化合物の簡易計測システム、癌や感染症の迅速診断、さらに再生医療の支援技術として、新しいバイオセンシング技術を開発していきたいと思います。

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東京農工大学　早出・津川研究室
研究要素集 | 生命分子工学にもとづくバイオセンシング技術と新規バイオプロセスの開発

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